November 01, 2030

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May 30, 2025

2025年5月30日 ハリケーン・シーズンに際しての注意喚起(北米・中南米)

●北米(太平洋・大西洋沿岸地域及び南部地域)及び中南米(カリブ海・太平洋沿岸地域)では、例年6月から11月頃までがハリケーン・シーズンとなっています。日頃から気象情報に十分注意し、防災用品や飲料水・食料を備蓄するなど、事前の安全対策に努めてください。

1 北米(太平洋・大西洋沿岸地域及び南部地域)及び中南米(カリブ海・太平洋沿岸地域)では、例年6月から11月頃までがハリケーン・シーズンとなっています。ハリケーンの勢力や進路によっては、暴風、高潮、洪水、土砂崩れ等による人的・物的被害が発生し、場合によっては停電、断水、各種交通機関の混乱といった生活インフラへの障害が生じるなど、復旧に長い期間を要する可能性があります。

2 米国海洋大気庁(NOAA)によると、昨シーズンは、一定の勢力に発達して名称が付された熱帯暴風雨は18個であり、うち11個がハリケーンとなりました。中でも「ヘレン」は、米国南東部を直撃し、200名以上が死亡したほか、「ベリル」は、カリブ海地域などで死者を伴う甚大な被害をもたらしました。

3 つきましては、ハリケーンによる被害を受ける可能性がある北米(太平洋・大西洋沿岸地域及び南部地域)および中南米(カリブ海・太平洋沿岸地域)に渡航・滞在を予定している方は、下記の関連ウェブサイト等を参考に最新のハリケーン情報や現地の気象情報の収集に努め、ハリケーンによる被害が予想される場合には、渡航・外出を控える、または日程・移動経路や訪問地を変更するなど、災害や事故に巻き込まれないよう安全確保に努めてください。
 既に滞在中の方は、ハリケーン被害に備えて懐中電灯・携帯用ラジオ等を手元に置いておくほか、飲料水・食料を備蓄し、家族等に緊急の連絡先を知らせ、事前に避難場所を確認するとともに、必要な場合には安全な場所に避難するなどの安全対策を講じてください。
 また、ハリケーンの通過後も、地盤の緩みに伴う土石流など、予測できない複合的な二次災害が発生する可能性もありますので注意してください。

4 もし災害に巻き込まれた場合は、現地当局が発表する警報・指示等に従って安全確保に努めるとともに、ご自身の安否等の状況について日本の留守家族及び最寄りの日本国大使館または総領事館に連絡してください。カリブ海の島々には、日本国大使館・総領事館がない国もあり、こうした地域では緊急時の迅速な対応が困難な場合があります。

5 本広域情報の対象国・地域:カナダ、米国、メキシコ、ベリーズ、グアテマラ、エルサルバドル、ホンジュラス、ニカラグア、コスタリカ、パナマ、キューバ、バハマ、ジャマイカ、ハイチ、ドミニカ共和国、コロンビア、ベネズエラ、グレナダ、ガイアナ、セントクリストファー・ネービス、アンティグア・バーブーダ、ドミニカ国、セントルシア、バルバドス、セントビンセント、トリニダード・トバゴ、スリナム


May 21, 2025

2025年5月21日 狂犬病に関する注意喚起(内容の更新)

● 狂犬病は、未だにアジアやアフリカを中心として、世界中の多くの国で発生しています。
● 発症した場合には、有効な治療法がなく、ほぼ100%の患者が死に至ります。
● 海外においては、むやみに動物に近づかない等、感染を避けるために十分注意してください。

1 狂犬病の発生状況
(1)狂犬病は、日本、英国、オーストラリア、ニュージーランドなどの一部の国を除いて全世界に分布しているため、多くの国で感染する可能性がある感染症です。
(2)WHOの推計によると、世界ではアジア、アフリカを中心に年間に数万人が死亡しています。
(3)世界における狂犬病の発生状況は、厚生労働省のホームページに掲載されていますので、以下を参照してください。
〇 厚生労働省ウェブサイト:狂犬病の発生状況
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2 狂犬病について
(1)感染源
ア 狂犬病は、主に狂犬病に感染した動物に咬まれたり、引っ掻かれたりするなどしてウイルスが傷口から体内に侵入することにより感染します。
 感染動物は、イヌに限りません。全ての哺乳類が感染することが知られており、アメリカやヨーロッパでは、キツネ、アライグマ、スカンク、コウモリなどの野生動物からの感染が見られています。
 世界における主な感染源動物は、以下をご参照ください。
〇 厚生労働省ウェブサイト:世界各地の狂犬病媒介動物
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イ また、稀にウイルスを含んだエアロゾルの吸入によっても感染することがあります。

(2)症状
ア 狂犬病の潜伏期間は、一般的には1か月から3か月ですが、咬まれた部位(侵入箇所)やウイルス量などの要因により、1週間未満から1年以上と幅があります。

イ 狂犬病の初期症状としては、発熱、食欲不振、傷口の痛みや痒みなどがあり、ウイルスが中枢神経系に広がるにつれ、脳と脊髄に、進行性で致命的な炎症を起こします。
 その後、強い不安感、一時的な錯乱、水を見たり風に当たると首(頸部)の筋肉がけいれんする恐水症や恐風症、高熱、麻痺、運動失調、全身けいれんが起こり、呼吸器障害などの症状を示し、死亡します。

(3)予防策
ア 感染しないためには、むやみにイヌや野生動物に近づいたり接触したりしないことが重要です。ペットにも注意が必要です。

イ また、国外において、サイクリングやキャンプ、農村地域での活動などを行う方、近くに医療機関がない地域で長期間滞在する方、感染の可能性がある動物との接触が避けられない業務に従事する方などを始め、狂犬病の流行地域へ渡航する方は、渡航前のワクチン接種を受けることが勧められています。
 予防接種実施機関をお探しの方はこちらをご参照ください。
〇 厚生労働省検疫所ウェブサイト:予防接種実施機関の探し方
 https://www.forth.go.jp/moreinfo/topics/vaccination.html

(4)動物に咬まれるなどした場合の対応
 狂犬病は、一旦発症すれば効果的な治療法はなく、ほぼ100%の方が亡くなります。
 感染動物に咬まれるなどして感染した後でも、ワクチンを連続して接種することにより発症を防ぐことができます。
 動物に咬まれるなどした場合には、すぐに少なくとも15分間、水と石けんで傷口を洗浄し、早期に医療機関を受診してください。
 狂犬病に感染した疑いがある場合には、できるだけ早期に狂犬病ワクチンの接種を受ける必要があります。これは暴露前のワクチン接種を行っている場合でも同様ですので、医師とよく相談してください。
 なお、海外で狂犬病に感染した疑いがあるものの、医療機関を受診できずに帰国した場合にも、帰国後直ちに最寄りの保健所や医療機関に相談してください。


April 30, 2025

2025年4月30日 2 違法薬物(大麻等)の密輸に関する注意喚起

●見知らぬ人から預かった荷物やアルバイトで請け負った荷物から、大量の違法薬物(大麻等)が見つかり、海外で拘束される事案が発生しています。
●他人から荷物を預かったことで、意図せず犯罪の加害者になることがないよう、十分に注意してください。

1 意図せず違法薬物(大麻等)の運び屋として犯罪に加担してしまうケースとしては、主に以下のものが確認されています。
(1)SNS等を利用した高額アルバイトに応募した場合の事例
 SNSやインターネットを通じて、海外での高額アルバイトや簡単に高収入を得ることができるなどを謳い文句にしたアルバイトに応募したところ、「荷物(ブランド品やたばこ等)をタイから英国へ運ぶ仕事」を紹介された。危険が少なく成功報酬は数十万円などと説明され、航空券やホテル代などを自己負担することなく、全てアルバイト先が手配した。
 現地に到着後、指示のあったホテルへ向かい見知らぬ人からスーツケースを預かり、タイから英国へ渡航したところ、英国の荷物検査でそのスーツケースから大量の違法薬物(大麻等)が見つかり、現地当局に拘束された。
 
(2)他人から荷物の輸送を依頼された場合の事例
 タイのバンコクの空港で困っている外国人を助けたところ、御礼として食事に誘われた。その際にいつかヨーロッパの国を旅行したいと話したところ、そのの外国人から、ベルギーの親戚に会いに行く予定であったが、都合により行けなくなったので、航空券とホテル代を支払うから、自分の親戚に会ってお土産を渡して欲しいと頼まれた。
 親切心から引き受け、荷物を預かりベルギーへ渡航したところ、ベルギーの荷物検査において、その荷物から大量の違法薬物(大麻等)が見つかり、現地当局に拘束された。

2 注意いただきたい点
 意図せず犯罪の加害者となり、以下のような結果を招かないよう、十分に注意してください。
(1)荷物を届ける最終目的地は、特定されておらず、世界中の国々が運び先となっており、犯罪組織の関与が伺えますので、このような求人に安易に応募しないでください。また、このようなアルバイトの応募者は使い捨て要員ですので、現地当局に拘束されても、犯罪組織は助けてくれません。たとえ「知らなかった」、「聞いていた内容とは違っていた」といった事情があったとしても、全く考慮されることなく逮捕されます。
(2)見知らぬ人はもちろんのこと、たとえ知り合いであっても、他人の荷物を安易に運ばないでください。


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2025年4月30日 1 【広域情報】国際ロマンス詐欺に関する注意喚起

●恋愛感情や親近感を抱かせた上で金銭等をだまし取る詐欺(ロマンス詐欺)が多発し、その手口が多様化しているので十分注意してください。
●これまでの典型的な手口は、イエメン等の紛争地で軍医や国連関連の仕事をしている等の嘘をつき、今後の二人での生活費や日本までの航空賃として金銭をだまし取るものです。
●最近では、タイ・ミャンマー国境付近の特殊詐欺拠点から抜け出すための費用が必要であるという手口が出てきています。
●このような状況に接したら、一人で悩み、抱え込むことなく、家族等の近しい人や警察、又は現地の日本国大使館・総領事館に遠慮なく御相談ください。

1 SNSやマッチングアプリ等を通じて知り合った者と、直接会うことなくやりとりを続けた挙げ句に恋愛感情や親近感を抱いてしまい、金銭等をだまし取られる詐欺が多発しています。
  中には結婚に伴う資金調達等を匂わせ、暗号資産の購入や架空の投資をすすめ、お金を振り込ませようとしてくる場合もあります。それらの手口は初めのうちは、利益が出たように見せかけますが、実際には実在していないものが提示されます。その後、利益があったとされる金額を自身の口座等に入金しようとすると手数料が掛かるとされる等、さらなる送金を求められ、繰り返し金銭等がだまし取られる場合がほとんどです。

2 詐欺師は世間の話題を巧みに利用します。例えば、イエメンやシリア等の紛争地で軍医や国連関連の仕事に従事している等の嘘をつき、「あなたに会うため」や「あなたと一緒に暮らすため」に「一時金が必要」や「家族が難病であるため治療費が必要」等と言葉巧みに恋愛感情や同情心を利用し、被害者を送金させる状況に誘導します。
  また、最近では、タイ・ミャンマー国境付近の特殊詐欺拠点から抜け出すための費用が必要であるとだまされ、送金してしまった事例も報告されています。
 
その他、詐欺師は仲良くなった後、
・ 1日でも早く日本に行って、あなたと暮らしたいが、今従事している仕事の契約を解除するには、違約金が必要
・ 2人の将来のために、投資でお金を増やそう
・ あなたに会うための旅費が必要だが、今働いている国では大金を所持していないので、一時的に渡航費を立て替えてほしい
・ あなたに会うため日本へ向かっているが、経由地で現地警察に拘束され、保釈金が必要
・ あなたと生活を立ち上げるための荷物を送るから、手数料を払ってほしい
・ 自分の家族が難病なので、治療費として送金してほしい

等と言って、お金をだまし取ろうとしてきます。

3 詐欺師は単独犯に限らず、詐欺団を結成している場合も多く、被害者を信じ込ませ、送金させるため、共謀して、友人や弁護士、空港係官等の役を演じてだましたり、1年以上をかけて信頼関係を構築した上でだます場合もあります。

4 SNS上に公開された写真や翻訳アプリ、AI等を利用すれば、誰でも簡単に他人になりすますことができ、また、音声、動画を作ることができてしまいます。チャットやメッセージ、電話やビデオ電話でどんなに仲良くなっても、本人ではない者がなりすましている可能性があります。一度も直接会ったことがなければ、だまされているかもしれません。

5 一度も直接会ったことのない人から、何かを行うための資金援助等の金銭に関する話を出されたら、必ず警戒し、すぐに送金しないでください。また、少しでも不信に感じたら、一人で悩み、抱え込むことなく、送金する前に家族等の近しい人や警察等に相談してください。さらに、現地の日本国大使館・総領事館にも遠慮なく御相談ください。